本日、戸田市議会9月定例会の一般質問を行いました。今回のテーマは「自治体情報システム標準化について」「ブロックチェーンの活用について」「特定外来植物について(ナガエツルノゲイトウ)」です。
■自治体情報システム標準化について
自治体は2025年度までに住民基本台帳をはじめ、個人住民税、国民健康保険など20業務について、「標準準拠システム」と呼ばれる国が定めた統一的な基準に適合した情報システムを利用することが義務付けられ、また、原則「ガバメント・クラウド」と呼ばれる国が用意したクラウド上の環境に、「標準準拠システム」を構築することが求められています。
本市における進捗の確認と、業務の見直し、業務フローの再構築に関してのプロジェクト体制と、綿密な計画、そして緻密な導入・移行業務の重要性を提言しました。
■ブロックチェーンの活用について
ブロックチェーン技術は、情報通信ネットワーク上にある端末同士を直接接続して、暗号技術を用いて分散的に処理・記録するデータベースの一種であり、「ビットコイン」等の仮想通貨に用いられている技術で、「改ざんが困難」、「管理運用コストが安価」、「システム全体としての安定性が高い」などのメリットがあると言われています。
本市においては、すでに、ふるさと納税返礼品の「とだみちゃん」の3Dモデルに使われているということで、ここでもまた、自治体DXの一歩先を進んでいると思います。
政府・行政など、あらゆる主要産業において活用されるであろうと予測され、デジタル証明書、仮想地域通貨、NFT、メタバース、生成AI、EC等において、情報の透明性や業務効率の向上、そしてコストの削減を目指すとき、大変有効な手段であり、本市DXの未来を考えたときも大変有効な仕組みです。ブロックチェーンに関する継続的な研究と推進をお願いしました。
■特定外来植物について(ナガエツルノゲイトウ)
世界中に頒布した特定外来種で「地球上で最悪の侵略的植物」とも呼ばれる「ナガエツルノゲイトウ」が本市においても発見されました。
本市としては、「国や県の施策に準じて、計画的に対応していくことが市の役割であり、荒川下流河川事務所や他の管轄と連携して、必要な体制を整え、その機会ごとに支援策を検討していく」とのこと。
まずは「危機感」を感じて頂いた上で、県と連携しながら、「モニタリング・駆除作業の協力」。そして、第3者団体やボランティアによる駆除作業に対する助成制度について、検討・推進することを提案しました。