昨日2025年12月定例会は閉会の予定でしたが、「物価高騰対策重点支援」の追加審議の関係で12月24日まで延会となりました。市民の皆様への重要な案件の審議です。
本日は、会期中での私の一般質問を紹介します。
■保育園の保育内容・労務環境の改善について
本市においては、保育の質・魅力の向上事業を推進している中、「民間保育所における、園運営の不備・劣悪な労働環境・職員離職・保護者の不信感・保育環境の混乱」等が発生した場合の対応(監査・是正)として、確認指導監査を行うほか、市の保育士・看護師が園訪問を行い、運営・保育内容・衛生・労務などを確認し指導しています。
指導内容は、指導事項・注意事項・助言事項の3区分で、特に法令違反や安全配慮に関わる指導事項については、是正まで継続指導し、必要に応じて改善勧告等を行うとのことです。
が、私からは、市内の民間保育所には「通常監査では見えない多くの不備を抱えた園」が存在することを指摘させていただきました。改善するには、絶え間ない行政の確実な訪問(監査)と指導が必要であることを強くお願い(要望)しました。
■中学校での飲料自動販売機の導入について
本市では、飲料メーカーと災害対応型自動販売機等に関する災害協定等を締結し、公共施設に自動販売機を設置して災害時に飲用することができます。これを発展させ、市内中学校に設置することは、防災・熱中症・教育的効果・地域連携の観点から有効であると考えます。
メリットとしては、①生徒の健康を守り②災害時の備えを強化し③生徒自らが公共性と責任を学び④地域や企業との連携を深め⑤防犯にも寄与しうる・・・さらに、基本的に市の経費がかからず、0円で導入・運営ができます。
デメリットとして憂慮される「金銭の持込」につきましては、「③生徒自らが公共性と責任を学び」、例えば、生徒会が導入から運営までを担うことが解決への道筋となります。導入済の他自治体では、この方法によりトラブルの報告はありません。
そして、安易な商業化ではなく、明確な目的とルール、円滑な仕組みに基づいた「教育的インフラ」として検討を進めていただきたいと考えます。

