昨日、東京都杉並区の和田弥生雨水貯留管を視察しました。
神田川、善福寺川の溢水に苦しめられてきた地域ですが、当該施設の平成9年の一部貯留開始以来被害件数が激減し、平成19年の本貯留開始以来は大きな浸水被害なしで推移しています。
地下50mの深い地点に建設され、全体の雨水貯留量は、幹線・集水管を合計して15万m3。大雨時に適切に貯留管に導入するような設備や、他の幹線・枝線との連携等、当該地に合った多くの工夫を感じました。
今般、戸田市の戸田駅西口~山宮橋手前までの北大通り地下に整備する雨水貯留管は貯留量約2万6千m3ですので、和田弥生雨水貯留管に比較して予算8分の1、容量5分の1と、規模感も異なり地下深くでもありませんが、同様の効果を発揮することが期待されます。